Use fish instead of zsh

2016/11/27 Sun

ちまたで(?)話題の fish を使ってみた。

長年使ってきた zsh のかわりにはならないだろうなーと思いながら・・・。


・・・が、いざ使ってみると非常に使いやすい!

zsh のかわりになるどころか置き換えてしまった。
(つまり、自分は結局そこまで zsh を使いこなしていなかったんだろう・・・。)

fish のチュートリアルは、以下にある。

fish tutorial

日本語でもqiitaとかにいっぱい解説記事があるので難しいことはないと思う。 唯一はまったのは、上記tutorialにある、 hybrid_bindings

vi っぽいキーバインドで、 insert モードの場合は emacs っぽくするって感じなんだろうけど、使用できなかった。 なんか issue 上がってたりしたので、そのうち修正されるのかもしれない。

とりあえずは、必要なキーバインドのみを自分で再定義してやることで要望は満たせた。

fish では、 fisherman というプラグインマネージャーが存在しており、これを使って各種プラグインを管理する。 日本語での解説も書いてあるので導入は簡単。

$ curl -Lo ~/.config/fish/functions/fisher.fish --create-dirs git.io/fisher

上記を実行するだけ。

自分が入れたパッケージはとりあえずこんだけ。

  • simple : シンプルなテーマ
  • omf/gi : gitignore を管理できるやつ。

2個だけ。 fish が単体で色々出来るやつだからこそかも。

fish は、設定を ~/.config/fish 配下で管理する。 こんな感じ。

$ tree fish
fish
├── completions
├── conf.d
├── config.fish -> /Users/yukimemi/.dotfiles/.config/fish/config.fish
├── fishd.xxxxxxxxxxxx
├── fishfile -> /Users/yukimemi/.dotfiles/.config/fish/fishfile
├── functions
└── my_functions -> /Users/yukimemi/.dotfiles/.config/fish/my_functions
$ tree my_functions
my_functions
├── __cdup.fish
├── __filter_command.fish
├── __filter_command_execute.fish
├── __filter_command_history_execute.fish
├── __filter_command_history_select.fish
├── __filter_command_select.fish
└── fish_user_key_bindings.fish

それから、上記 fisherman を使っている場合、 ~/.config/fish/functions 配下がどんどん侵されていくので、自分で作成した functionmy_functions というディレクトリ配下で管理することにした。 (シンボリックリンクが嫌な場合、それを解決した fresco というものもあるらしい。)

config.fish から、 my_functions の内容を読み込む。

  • ~/.config/fish/config.fish
# Load my_functions.
for func in ~/.config/fish/my_functions/*.fish
  source $func
end

かんたん♪

あとは、 pecofzf などのフィルター系コマンドが使えるようにする。 zsh の時は、fzf を使っていたんだけど、 fzy ってのがあって、 enhancd でおすすめって書いてあったから、とりあえずそれを使ってみる。

まずは、コマンド定義。

  • ~/.config/fish/my_functions/__filter_command.fish
function __filter_command
  fzy -l 200
end

fzy を使うよってだけ。 -l オプションは表示する候補数。

それから、これを使って、選択だけするやつと、実行するやつを定義。

  • ~/.config/fish/my_functions/__filter_command_select.fish
function __filter_command_select
  __filter_command | read -l line
  and commandline $line
end
  • ~/.config/fish/my_functions/__filter_command_execute.fish
function __filter_command_execute
  __filter_command | read -l line
  and echo "
  ------
  Running command: $line
  ------"
  and eval $line
  commandline -f repaint
end

今度はこれで履歴検索するやつを作る。

  • ~/.config/fish/my_functions/__filter_command_history_select.fish
function __filter_command_history_select
  history | sort -u | __filter_command_select
end
  • ~/.config/fish/my_functions/__filter_command_history_execute.fish
function __filter_command_history_execute
  history | sort -u | __filter_command_execute
end

こんな感じ。 簡単でわかりやすい。

あとはこれをキーに割り当てる。 fish では、キーバインドは fish_user_key_bindings という関数で行うのが通例っぽい。

  • ~/.config/fish/my_functions/fish_user_key_bindings.fish
function fish_user_key_bindings

  bind -M insert \cf accept-autosuggestion
  bind -M insert \cn down-or-search
  bind -M insert \cp up-or-search
  # TODO: Not work.
  bind -M insert \c\^ __cdup

  # filter command.
  bind -M insert \cr __filter_command_history_select
  bind sul __filter_command_history_execute

end

-M オプションでモードを指定できる。

べんりー! あとは、前使ってた enhancd を使いたい。 それから、 C-^ で親ディレクトリに移動するってのを zsh のときにやってたんだけど、それが fish だとうまくできない。

どうやってやればいいんだろ・・・。知ってる人いたら教えてください。


参考

fish - Documentation

初心者がShellを知りFish〜Fishermanを導入するまで

fish-shell と fisherman の tips


comments powered by Disqus